メルセデス・ベンツ日本は8月20日、乗用車「C200」など3車種、計1万8490台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。電気装置に不具合があるとして、最悪の場合火災に至る恐れがあるとしている。
対象車の輸入期間は2014年2月14日〜2018年4月2日。4気筒ガソリンエンジンに搭載されているオルタネータにおいて、アイドル時の発電制御が不適切なため、整流器のダイオードが熱を受けて破損。警告灯の点灯や充電不良を起こし、エンジンがストールすることがあるとしている。
また、特定の組み合わせのダイオードが複数破損して短絡した場合、オルタネータに大電流が流れて発熱することで、最悪の場合、火災に至る恐れがあるという。これまでに不具合件数60件、うち火災12件が報告されている。
改善措置として、全車両の点検を行い破損が確認された場合は、オルタネータを対策品に交換するとしている。また、破損がない場合はエンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
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