遊戯王やデュエル・マスターズ(デュエマ)といったトレーディングカードゲームを遊んだことのある人であれば、誰でもレアカードへの憧れを一度は抱いたことがあるだろう。たとえ他人や両親から「紙切れだ」と言われても、その価値を知っているものの間では時に並外れた値段がつくカードも生まれる。
そんなトレーディングカード市場で、今ポケモンカードへの関心が高まっている。ポケモンカードは、今年で発売から25周年となる古株で、2000年代に発生したトレーディングカードブームの先駆けとなっていた存在だ。
しかし、トレーディングカードブームの主役といえば、冒頭でも挙げた遊戯王とデュエマの二強であった。当時小学生であった筆者の身の回りでも、遊戯王とデュエマを掛け持ちする動きこそあれど、ポケモンカードを集めている友達はほとんどいなかった。これまでのポケモンカードはプレイ人口などの観点で、誰かと対戦して遊ぶというよりもコレクションして自身の範ちゅうで楽しむという要素が強かったように思われる。
そんなポケモンカードだが、コロナ前の19年から20年にかけて復活の予兆が現れ始め、21年にはその熱狂がさらに先鋭化しているという。中には、純粋なファンだけではなく「ポケカ投資家」といった、ポケモンカードのトレーディングを専門とする者も参入しているという。
コインチェック、収益で東証に迫る “580億円事件”から完全復活した理由
来年から「一部上場企業」は無くなります……呼び名変更「プライム」化で何が変わるのか
“雑草バブル”の熱狂 200万円超の落札事例も
「えっ、この絵が1億円?」……今更聞けないNFTバブルのヤバい裏側
“熱狂なき価格上昇”のビットコイン、いち早く“バブル超え”を果たせた理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング