イオンが、「WAON POINT」の交換やコード決済が利用可能となるトータルアプリ「iAEON(アイイオン)」の配信を9月1日に開始する。同社はリアル店舗とデジタルの融合を進めていて、同アプリもその一環。「グループ全体の共通のタッチポイント」と位置付け、支払手段の拡充の他、各社のアプリやサービスとの連携を進める。
iAEONでは「WAON POINT」の利用・付与・照会・交換のほか、電子マネーやコード決済の利用、「お気に入り店舗」のキャンペーン情報を確認できるようにした。iAEONを活用することで、これまでグループ各社が提供してきたサービスを一つのアプリで利用できるようになる。
具体的には、利用店舗を「お気に入り店舗」に登録することで、店舗からのクーポンやキャンペーン情報などを簡単に確認できるようにした。また、グループ各社が、それぞれで提供しているアプリやサービスへの連携も可能となる。配信開始時点では、約1000店舗から5店舗までの登録を可能とした。
WAON POINTをアプリ内で合算できるようにし、会員コードをレジで提示することでポイントをためたり、支払いに使ったりすることを可能とした。また、イオンマークのついたクレジットカードやデビットカードを登録することで、全国のグループ店舗でコード決済「AEON Pay」を利用できるようにした。
iAEONの対応OSはAndroid5.0以上、iOS11.0以上。同社では、イオンカードの支払いで付与される「ときめきポイント」を9月11日からWAON POINTに共通化するなど、リアル店舗とデジタルの融合に向けデジタル基盤の構築を進めている。
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