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ブラックな薬局のイメージ1位は「長時間労働・人員不足」 一方、現役薬剤師が挙げた1位は?88%の薬剤師がブラックな体験

» 2021年08月31日 10時10分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 薬剤師向け転職情報メディアを運営するママスタ(愛知県犬山市)は、薬剤師100人を対象に「ブラックな職場環境の薬局」についてアンケート調査を実施した。

 薬剤師がイメージするブラック薬局として最も回答が多かったのは「長時間労働・人員不足」(40%)だった。一方、実際にブラック薬局で働いた・聞いたことのある薬剤師の回答1位は「残業代の未払い」(32%)だった

ママスタは「ブラックな職場環境の薬局」について調査を実施した(画像:ゲッティイメージズより)

 イメージの2位は僅差で「残業代未払い」(39%)。3位と4位も僅差で「休み・有給が取れない」(23%)と「パワハラ・人間関係が悪い」(22%)だった。

ブラック薬局のイメージ(出所:以下、リリース)

 ブラック薬局で実際に働いた、もしくは聞いたことのある薬剤師は全体の88%。実際に体験したブラックな点の最多は「残業代の未払い」(32%)で、2位は「休み・有給が取れない」(25%)。3位は「パワハラ・セクハラ」(20%)、「長時間労働・激務」(19%)は4位という結果に。

 調査から、薬剤師が思うほど「長時間労働」を強いる薬局は多くないものの、「残業代を支払わない」「休みが取れない」など、労働基準法を無視して営業している現状が見えてくる。

実際に体験したブラックな点は?

 転職前にブラック薬局を見分ける方法としては「薬局を見学・来店してみる」(41%)が1位。2位は「知人やネットから情報収集する」(40%)となった。

ブラック薬局を見分ける方法は?

 調査は薬剤師の男女100人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2021年8月8〜12日。

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