薬剤師向け転職情報メディアを運営するママスタ(愛知県犬山市)は、薬剤師100人を対象に「ブラックな職場環境の薬局」についてアンケート調査を実施した。
薬剤師がイメージするブラック薬局として最も回答が多かったのは「長時間労働・人員不足」(40%)だった。一方、実際にブラック薬局で働いた・聞いたことのある薬剤師の回答1位は「残業代の未払い」(32%)だった
イメージの2位は僅差で「残業代未払い」(39%)。3位と4位も僅差で「休み・有給が取れない」(23%)と「パワハラ・人間関係が悪い」(22%)だった。
ブラック薬局で実際に働いた、もしくは聞いたことのある薬剤師は全体の88%。実際に体験したブラックな点の最多は「残業代の未払い」(32%)で、2位は「休み・有給が取れない」(25%)。3位は「パワハラ・セクハラ」(20%)、「長時間労働・激務」(19%)は4位という結果に。
調査から、薬剤師が思うほど「長時間労働」を強いる薬局は多くないものの、「残業代を支払わない」「休みが取れない」など、労働基準法を無視して営業している現状が見えてくる。
転職前にブラック薬局を見分ける方法としては「薬局を見学・来店してみる」(41%)が1位。2位は「知人やネットから情報収集する」(40%)となった。
調査は薬剤師の男女100人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2021年8月8〜12日。
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