8都道府県内に226店舗を展開するホームセンターチェーン「カインズ」が、埼玉県本庄市の本社敷地内に自社のハウススタジオ3棟を建設したことを発表した。これまでは自社商品などの撮影に外部のハウススタジオを活用してきたが、本社敷地内のハウススタジオを利用することで、商品の開発から販売までにかかる期間を短縮、よりスピーディなSPA(製造小売)体制を構築するのが狙いだ。
同社では、敷地内にハウススタジオA棟・B棟・C棟の3つを建設。A棟は2階建てのつくりで、水道やガスを整備しているため、キッチンやトイレお風呂周りをイメージした「生活シーン全般」の撮影が可能となっている。
B棟は面積が92.74平方メートルと広々しており、さまざまな間取りや雰囲気を再現できる汎用性の高さが特徴だ。壁を組み替えられるほか、移動式のシステムキッチンを利用したアイランドキッチン風の撮影もできる。モダン、洋風、和風、ナチュラルなど、多様なスタイルの撮影が可能で、3棟の中でもメインスタジオとして活用を予定しているという。
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