ファミマ、「356円」の弁当を発売 節約志向に対応買い合わせを狙う(2/2 ページ)

» 2021年09月06日 12時05分 公開
[ITmedia]
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セブンやローソンの動向は?

 競合他社は以前から小さいサイズの弁当に注力している。セブン‐イレブンは5月、少量のごはんに具材を載せた「一膳ごはん」シリーズを発売している。また、買い合わせがしやすい「カップデリ」や「カップ寿司」のラインアップも拡充している。

セブンの一膳ごはん(出所:セブン‐イレブン公式Webサイト)
カップデリシリーズ(出所:セブン‐イレブン公式Webサイト)

 ローソンでも、「小容量の商品を取りそろえてほしい」という顧客の要望を受けて、小容量タイプの「Choi(チョイ)シリーズ」を拡充している。5月には、ごはんの量を減らした小容量タイプのチルド弁当を発売している。

ローソンの「Choi(チョイ)シリーズ」(出所:ローソン公式Webサイト)

 同社によると、コロナ禍の影響により巣ごもりで食事をする機会が増えたことが開発の背景にあるという。自分の好きなものを自宅で少しずつ食べたいというニーズが増えている。「Choi」シリーズは、サラダやデザートと一緒に購入されることが多く、購入者の約7割は女性だ(21年5月時点)。

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