SBI証券は7月末時点で、iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座数が業界で初めて50万口座を超えたと発表した。iDeCoの加入者数は7月末時点で210万1958人。約24%のシェアとなる。
iDeCoは個人が自ら掛金を支払う私的年金で、2001年に始まった。掛金が所得控除されるだけでなく運用益が非課税になるなど、税制上の優遇措置が盛り込まれている。以前は日本版401kと呼ばれていたが、16年9月にiDeCoの愛称が付けられた。17年1月には会社員だけでなく、専業主婦や公務員も加入できるようになり、対象が拡大した。
SBI証券では05年にサービスを開始し、17年5月には運営管理手数料を無料化するなど利便性を高めてきた。19年5月にスマートフォン対応、21年1月には電子申し込みを可能にしている。
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