iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入や移換の申し込みがオンライン化される。
楽天証券は1月31日から、iDeCoの加入申し込みや移換の手続きをWebで完結させると発表した。楽天証券のiDeCo口座数は27万口座を超えており、業界2番手。口座数40万口座の最大手SBI証券は1月4日からオンライン化を完了しており、追随した形だ。
これまでiDeCoは書面に記入して郵送での申し込みが必要だったが、オンライン化によって時間や手間が削減される。また、オンライン化によって、記入漏れや間違いなども事前に確認できる。
SBI証券のiDeCoオンライン申し込みのイメージ(プレスリリース)
楽天証券のiDeCoオンライン申し込みのイメージ(プレスリリース)
iDeCoは国民年金基金連合会が運営しており、紙での手続きが必須であることが課題となっていた。厚生労働省は年金制度改正の中で、iDeCoの加入申し込みのオンライン化について見直しを掲げており、1月に電子申込みが可能になった。今後、各金融機関においてiDeCoのオンライン対応が進むと見られる。
iDeCoの加入申し込み等のオンライン化(2019年12月に行った第10回社会保障審議会 企業年金・個人年金部会資料より)
iDeCoの改正で逆に格差は拡大する?
私的年金である個人型の確定拠出年金、iDeCoに全ての会社員が加入できるように改正されると報じられました。iDeCoには大きな節税メリットがあるため、一見、会社員にとっては朗報と思えますが、いくつか落とし穴があることには注意が必要です。
投資を始める分岐点、年収と資産「500万円の壁」は崩れるか?
現在の年収レベルや、資産の運用で老後資金を果たして作れるか。これまで、「500万円の壁」と言われてきたものが、積み立て投資の普及などにより、変わってくるかもしれない。フィデリティ投信の調査より。
英国では1億超の非課税枠 つみたてNISAの恒久化目指す 金融庁遠藤長官
金融庁主催の投資家向けイベント「つみたてNISAフェスティバル 2019」に登壇した金融庁の遠藤俊英長官が「つみたてNISA」の拡大に意欲。また運用型保険商品の透明性や、決済など機能別規制のあり方について話した。
コロナ下で絶好調の楽天証券、米国株取引数は17倍に
2020年1-6月期の楽天証券の業績は絶好調だった。コロナの環境下で株価の値動きが激しくなり、世界的にオンライン証券は好調。新規顧客が増加し、取引高も増加した。米国株の取引が活況で、取引数は17倍に増加した。一方で、将来に向けて取引手数料の無料化の検討は進めるものの、タイミングは「様子見」とした。
資産1億円以上の富裕層、132万世帯に増加 2005年以降最多に
野村総合研究所は12月21日、日本の富裕層についての推計調査を発表した。それによると、金融資産1億円以上の「富裕層」「超富裕層」の世帯数は132.7万世帯となり、2005年以降最も多かった前回調査(17年)126.7万世帯から6万世帯増加した。アベノミクスが始まった2013年以降、一貫して増加を続けている。
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