ローソン、新型フライドチキン「パリチキ」発売 「からあげクン」と「Lチキ」が獲得できていない層を狙う衣のパリパリ食感にこだわり(2/2 ページ)

» 2021年10月12日 13時08分 公開
[ITmedia]
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先行販売の結果は?

 8月下旬〜9月上旬に実施した先行販売では、Lチキと比べてパリチキは女性に支持されたことが分かった。また、フライドチキンの売り上げが先行販売前と比較して2倍以上になる効果もあった。

 10月26日に発売するパリチキは、パリパリ食感と塩ベースのシンプルな味付けが特徴。今後は、さまざまなバリエーションの商品を投入する予定だ。22年1月18日には、5パターンのニンニクを使用した具材感のあるソースが特徴の「パリチキ(ザ・ニンニク)」(180円)を発売する予定だという。

今後販売する予定のパリチキ(出所:パリチキ発表会説明資料)

 からあげクンは1986年に発売された。当時、から揚げは、「総菜」カテゴリーとして認識されていたが、歩きながら食べられる点が支持され、ローソンの看板商品に育った。商品コンセプト開発部の内田氏は「からあげクンを超える商品として育成したい」と意気込んだ。

パリチキが狙う客層(出所:パリチキ発表会説明資料)

 ライバルのファミリーマートは、3月にホットスナックの新商品「クリスピーチキン」を発売している。「食感の楽しいフライドチキン」であり、ザクザクした食感が特徴。クリスピーチキンシリーズの累計販売数は、7月6日時点で2500万食を突破している。フライドチキンを巡る競争が注視される。

ファミマでヒットしている「クリスピーチキン」(出所:リリース)
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