「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
緊急事態宣言も解除され、久しぶりに革靴を履いて外出したところ、足に痛みが……。「いやー、テレワーク慣れしたせいかな?」そう感じた人も多いのではないか。
そんな“テレワーク慣れ”した足に、最強のグリップ力を! と訴求する商品がある。青山商事が展開する「BRIDGESTONE sole Technology(ブリヂストン ソール テクノロジー)」(1万4300円)だ。
タイヤメーカーとして有名なブリヂストンの技術を靴底に搭載した製品で、2016年の発売からこれまでにシリーズ累計で30万足を売り上げた。タイヤの高いグリップ力と柔らかい履き心地にこだわった点が特徴で、SNS上では「履き心地がスニーカーっぽい」「雨の日にいいかも」といった声があがっている。
10月6日にはリニューアルした新モデルを発売。革靴のソールにSUV用タイヤのトレッドパターンを採用し、グリップ性をより強化。あらゆる路面状況に対応できるようにした。現在はブラックのみの展開だが、12月にはブラウンの発売も予定している。
同社はなぜブリヂストンと組んだ商品を開発することになったのか、商品部軽衣料企画グループ グループ長の西形圭司さんに話を聞いた。
――ブリヂストンと組んだビジネスシューズが好調のようですね。発売した経緯を教えてください
西形: 実は2010年から同商品の前身となる「走れるタイプの革靴」を展開しています。当時、当社の革靴のラインアップは50代以上の“アダルトシニア”向けのものが主流となっていて、若年層向けの製品は十分な訴求ができず苦戦していました。
当時は日本でもスタイリッシュなスーツスタイルが取り入れられ始めたころでした。そこで、より若い世代をターゲットにスタイリッシュなスタイルにも合わせつつ、ストレスなく履いていただける商品を提供したいと考え、機能性と見た目にこだわった「走れるタイプの革靴」を開発することになりました。
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