ローソンは、1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の約4000店舗で、「ウインナー弁当」(216円)を発売した。ローソンストア100で発売以来、人気を博した同商品をローソン店舗で販売することによって売り上げの拡大を狙う。
ローソンストア100で販売した同商品の原料とは、ウインナーに使用している豚肉と鶏肉の配合割合や、容器などを一部変更。ローソンで発売するウインナー弁当にも、ご飯、スパゲティ、ウインナーを盛り付けた。11月29日までの期間限定で販売するという。
ローソンストア100の「ウインナー弁当」は、ローソンストア100運営本部の林弘昭部長が「好きなおかずだけを食べたいというお客さまのニーズがあるはずだ」と考えて企画化にこぎつけた。
「おかずが1種類だけの弁当なんて常識はずれ」「色とりどり、いろいろなおかずが無くてはお客さまが買ってくださらない」との社内の声によってなかなか発売の許可が出ずに、発売まで10年の月日がかかったという。
ところが6月に関東エリア限定で発売したところ、弁当カテゴリーの販売数トップにランクインし、その後も人気は落ちず、8月25日に中京・近畿エリアでも販売を開始(ローソンストア100全店舗で販売)した。現在でも弁当カテゴリーで販売数1位の座をキープしているという。
林部長はウインナー弁当がヒットした理由について、こう分析する。
「弁当の常識として『色とりどり』『さまざまなおかずを楽しめる』という価値が求められています。もちろんそういった幕の内的なお弁当は王道ですが、一方で『好きなものだけをとことん楽しみたい』というニーズがあると考えました。ローソンストア100では麺類と合わせて弁当を買うお客さまが多いため、サイズ的にもぴったりだと思います。また『他にはない弁当』ということもヒットの理由だと思います」
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