よみうりランドは10月25日、トヨタ自動車が開発した新型の立ち乗り型電気自動車(EV)が体験できるアトラクション「近未来体験『TA・CHI・NO・RI(タチノリ)』」を、期間限定でオープンすると発表した。まだ公道を走ることのない近未来の乗り物をいち早く体験できるアトラクションとして訴求する。
同アトラクションは、トヨタグループのトヨタ・コニック・プロ(東京都千代田区)、トヨタモビリティ東京(東京都港区)と共同で企画。約400メートルのゴーカートコースを使用し、トヨタが10月1日に発売した「C+walk T(シーウォークティー)」をベースにしたコンセプトモデルを活用する。
C+walk Tは、立った姿勢での乗車が特徴の3輪EVで、ステップ高は150ミリと低くフラットなステップを採用し、乗り降りや操作のしやすさにこだわった。また歩行空間での親和性を追求し、サイズは人間1人分のスペースに近いコンパクトさで、人間の歩く速さで移動できるようにした。さらに、人や障害物との衝突を回避する「障害物検知機能」なども搭載し、歩行者との共存を目指した。
トヨタでは、広大な施設内での移動や警備の現場で働くシニアの歩行負担の軽減、公園や施設内を巡るアクティビティツアーといった法人向けの利用を想定する他、将来的には公道での使用も見据え、日常生活の中で長距離の歩行に困難を感じている人のサポートなど、行動範囲の拡大に貢献したいとしている。
アトラクションの開設期間は11月1〜30日の1カ月間で、料金は1回5分300円(入園料別途、各種パス利用不可)。
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