転職を決めた理由 「給与」や「やりがい」を抑え1位となったのは?5回以上の経験者は25.1%

» 2021年10月26日 14時05分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 転職する理由は「他にやりたい仕事がある」「人間関係がうまくいかなかった」などさまざまあるが、働く人々はどれほど転職の経験があって、どのような理由で転職することが多いのだろうか。NEXER(東京都豊島区)が運営する、転職や働き方に関する情報サイト「キャリアバイブル」が全国の男女2256人にアンケートを実施した。

転職 転職を決めた理由は?(画像はイメージ)

 まず、転職の経験があるか尋ねたところ、61.3%が転職の経験が「ある」と回答した。経験者に「何回転職したことがあるか」尋ねると、「5回以上」が25.1%で最も多く、次いで「1回」(24.4%)、「3回」(20.2%)と続いた。

転職 今までに何回転職をした?(キャリアバイブル調べ)

転職を希望した理由は?

 転職を希望した理由で最も多かったのは「人間関係がうまくいかなかった」(32.9%)だった。次いで「ほかにやりたい仕事があった」(27.8%)、「給与に不満があった」(26.7%)と続いた。

 「人間関係」と回答した人からは「お局さまを中心にしたいじめや仲間はずれなどがあったので」「上司のパワハラがひどくて部署内の雰囲気が悪かった」という声があった。

 2位の「ほかにやりたい仕事があった」と回答した人からは「子どもが生まれ安定した職業へ転職しようと思った」「小さかった頃の夢だった仕事につきたくて、夜間の専門学校に通うため」という理由があがった。中には趣味として楽しんでいるうちに職業になったというケースもあった。

 3位の「給与に不満があった」では、「同じ仕事をするのなら、給料が高い方が良いと思ったから」「給与が低く将来が不安だった」という意見があった。

転職 転職をした理由は?(キャリアバイブル調べ)

 また「その他」の理由としては「家族の介護」「家業を継ぐため」「自営業を始めるため」などがあった。

 転職の理由はさまざまだが、パワハラやいじめなど、人間関係が原因で転職を決めた人は少なくない。調査を実施したキャリアバイブルは「少しでも『この会社おかしいな?』と感じたら早めに転職を決断するのも、自分自身を守るためには重要だろう」と指摘している。

 調査は2021年10月19〜22日にインターネット上で実施した。

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