AOKIは、2021年の秋冬から新たなカジュアルシリーズとして「JOYカジュアル」を展開すると発表した。緊急事態宣言の解除を受け、“おでかけ需要”が高まる中、気軽に買えて便利なカジュアルシリーズとして、商材数を前年比の約3倍となる60万点に拡大し展開する。
同社は、コロナ禍で変化したお客の生活や行動様式に適応した商品として、20年11月に「パジャマのリラックス感とスーツのきちんと感」をあわせ持った「パジャマスーツ」を発売。10月14日に開催した発表会では、新戦略としてパジャマスーツを軸としたカジュアル領域の拡大を目指すと表明していた。
近年、アパレル業界では“高機能で低価格”な商品に注目が集まっている。JOYカジュアルでは「みんなで楽しく着られる、お値頃なカジュアルウェア」として訴求を図る。コンセプトは「選ぶヨロコビ、着るヨロコビ」。レジャー向けのカジュアルスタイルを軸に、アスレジャーからアウトドア、トラベルまで幅広く活躍するベーシックアイテムを取りそろえる。
例えば、「生活防水・防風パーカー」(2990円)は、雨水を通しにくい生活防水仕様、防風素材を採用し、アウトドアでも着用できるようにした。また、ストレッチ素材で動きやすいだけでなく、ウォッシャブル性もあり、簡単に手入れができる点も特徴。男女兼用で、サイズはS〜LL、色は黒、紺、カーキを用意した。
また、散歩やちょっとした外出、スポーツ時にも着用できる「トラックジャージージャケット・パンツ」(各1490円)や、中綿繊維にセラミックスを織り込んだ「輻射熱保温ベスト」(990円)なども展開する。
AOKIホールディングスの青木彰宏社長は、14日の戦略発表会で「『郊外型専門店のAOKI』から『いい仕事、いい生活』をサポートする『ライフ&ワークスタイルのAOKI』として独自の業態を確立させる」と表明。新戦略の柱として「パジャマスーツ」の訴求を進め、今後3年をめどに、カジュアル領域で年間売上高100億円を目指すと発表している。
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