メンタルウェルネスアプリ「Awarefy」を提供するHakali(東京都新宿区)は、コロナ禍での「リフレッシュ方法」を調査した。緊急事態宣言の解除後にやりたいリフレッシュ方法は何か聞いたところ、最も多かったのは「旅行」(25.5%)だった。
次いで、「温泉」(12.0%)、「カラオケ」(9.5%)など、体を使ったリフレッシュ方法が上位を占めた。
一方で、緊急事態宣言中に制限されていた「お酒を飲みに行く」(6.0%)は5位にとどまった。「飲食店での提供は制限されていたものの、家飲みやオンライン飲み会などの代替手段があった。そのため、順位が低くなっていると考えられる」と同社は分析している。
「その他」(19.5%)では、映画館、美術館、テーマパークなどの緊急事態宣言中に行くことが難しかった場所へ出かけることが挙げられた。
長引くコロナ禍は、旅行業界に深刻な影響をもたらした。東京商工リサーチの調査によると、21年度上半期(4〜9月)の旅行業の倒産(負債1000万円以上)は16件で、前年同期比2.6倍に急増したという。このうち、新型コロナ関連倒産は15件(構成比93.7%)となった。
また、2020年に廃業した旅行業者は過去10年間で最多の158社に上る結果に。21年8月に実施したアンケートでは、旅行業の約4割が「コロナ禍の収束が長引いた場合、廃業を検討する可能性がある」と回答していた。
緊急事態宣言解除後のリフレッシュとして「旅行」を選んだ人が最も多かったことから、今後、業界の回復が期待できるかもしれない。
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