一方で、自分の家事のやり方を変えたくないシニアたちもおり、今まで通りの方法で、自分の手で掃除をしたほうが汚れ落ちを確認でき、きれいに仕上がるという自負があるという。彼らは体に不具合があっても休みながら、あるいは重い掃除機を軽い掃除機に買い替えるなどして、今までの家事を続けている。
この10年でインターネットの活用が伸び、家事に便利な話題の家電や商品をインターネットで探し、購入するシニアが増えている様子も見られた。
コロナ禍では、実店舗での買い物回数を減らし、ネット通販やネットスーパーを利用して、スマホ決済や電子マネーを使いこなしている様子もうかがえた。また、友人や離れて暮らす家族との交流や習い事に、SNSツールやライブ配信なども利用するようになり、シニアのデジタルスキルは上がっているようだ。
こうした結果を受けて、花王は「これからもシニアの家事は時代の潮流と世代のシフトチェンジによって、より自分に合う無理のない家事スタイルに変化していくと思われる」とコメントしている。
アンケートはインターネット、郵送、家庭訪問、電話インタビューにより、60〜70代の男女(計2162人+4世帯)を中心に実施された。
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