まず、第7位の「センチュリーマリーナ函館」について。本連載第7回(“日本一の朝食”を出す函館のホテル 宿泊客数を抑えてまで守ったモノとは?)でも朝食について取り上げたが、旅行サイト「リラックス」が実施した、朝食満足度調査で全国1位となった実績もあり、人気朝食ホテルとして昨今知名度を上げている赤丸急上昇のホテルだ。
同ホテルでは150品目以上の朝食ブッフェをウリとするが、特に海鮮メニューの充実度は大きな評価を得ている(定価2500円)。
海鮮ばかりではない。海鮮にフォーカスするあまり、他の一般メニューが精彩を欠くといったケースに出合うのも北海道のホテル朝食。センチュリーマリーナ函館の朝食ブッフェは、地産食材をふんだんに用いたご当地メニューやサービスへの評価も高い。朝からスパークリングワインのフリーフロー(飲み放題)も特徴的だ。
函館エリアでは数年前から熱き朝食合戦がぼっ発している。センチュリーマリーナ函館も含むベイエリア3ホテル(「ラビスタ函館ベイ」「函館国際ホテル」)が三つどもえのし烈な争いを続けてきた。
ベイエリアに限らず函館のホテルでは朝食への注力度が高く、原価1200円台、中には1300円台という数字まで見られる。海鮮を充実させるか否かで原価が400〜500円違ってくるというが、いずれにしても驚がくの数字だ。
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