GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は11月5日、第2四半期(7-9月)の運用状況を公開した。運用実績はプラス0.98%となり、1兆8763億円の収益を積み増した。
7-9月は、これまで金融緩和を続けてきた世界各国で金融政策の転換が意識され、外国株式は小幅に下落。全体の約24%を占める外国株式は0.77%下落した。一方で、ワクチン接種により経済活動の正常化が期待される国内株式市場は5.35%上昇した。
結果、同期間の株式や債券の評価額(キャピタルゲイン)は1兆2533億円、利子や配当収入は6230億円となった。
GPIFの運用額は、コロナ禍で一時減少したものの、その後の株価上昇によって急上昇しており、市場運用を開始した2001年からの累積収益は102兆円を超えている。
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