年会費66万円のダイヤ入り金属クレカ ラグジュアリーカード、最上位カード投入の狙い金融ディスラプション(1/2 ページ)

» 2021年11月17日 15時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 金属製クレジットカードを発行するラグジュアリーカードが、年会費66万円の最上位カードを投入する。「ブラックダイヤモンド」と名付けられたこのカードは、金属製であるだけでなく券面に天然のダイヤモンドを埋め込んだ。

職人が磨き込んだ天然ダイヤモンドを券面左上に埋め込んだ金属製カード

 競合の最上位カードの上をいく、年会費は66万円。さらに入会金として110万円を設定する。完全招待制で、これまで最上位だった「ゴールドカード」などのユーザーの一部から募る。

 コロナ禍を経ていったんは落ち込んだ消費だが、ワクチン接種の拡大とともに経済活動は活発化し始めており、すでに「リベンジ消費」といわれるほどに回復しつつある。コロナからの回復局面にある現在で、同社のカード決済金額は過去最高を更新しており、顧客1人あたりの決済金額も昨対比で1.5倍程度まで増加した。

 グローバルで展開する同社だが、「コロナ禍後、日本の決済額の伸びが顕著だったことと、日本法人が5周年を迎えることもあり、世界に先駆けて日本からブラックダイヤモンドを提供することにした」という。

券面表を番号レスとし、縦型の昨今のトレンドに合わせたデザインに変更。従来のプラチナ/ブラック/ゴールドカードも、順次このデザインに切り替えていくという
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