20代専門の転職サイト「Re就活」を運営する学情(東京都千代田区)が、20代の仕事観や転職意識についてアンケート調査を実施した。転職後の希望年収を尋ねたところ、社会人経験が3年以上ある20代の約半数が「400万円以上」を希望していることが分かった。また「500万円以上」を希望する割合も28.4%に上った。
転職理由を尋ねたところ、「社会人経験が3年以上の20代」では「給与・年収をアップさせたい」が47.0%で最多。「社会人経験3年未満の20代(第二新卒)」は「もっとやりがい・達成感のある仕事がしたい」が40.0%で最も多かった。
3番目は、社会人経験3年以上の20代が「自身の市場価値を高めたい、ステップアップしたい」(26.3%)、第二新卒は「残業を減らしたい、休日を確保したい」(30.7%)となり、社会人経験を積んだ20代後半はステップアップのための転職を希望し、第二新卒にあたる20代前半は、働く環境の改善を求めて転職活動をしていることが分かった。
転職後の希望年収を聞いたところ、社会人経験が3年以上ある20代の約半数にあたる52.3%が「400万円以上」を希望。このうち「500万円以上」を希望する割合も28.4%に上った。一方、第二新卒は33.8%が「301万〜400万円」と回答し、「400万円以上」を希望する割合は30.6%にとどまった。
社会人経験が3年以上ある20代の約6割が、転職における「年収アップ」を希望。最も多い希望の年収アップ幅は「51万〜100万円」(19.8%)であった。一方で、第二新卒の年収アップを希望する割合は51.1%にとどまり、最も多い希望の年収アップ幅は「〜20万円ほど」(23.6%)という結果になった。
また、第二新卒の29.8%は「他の条件が良ければ、年収ダウンも許容」とし、19.1%は「現在の年収と同等でよい」と回答。同じ20代でも、社会人経験の長さにより、希望する条件や、転職における「年収」の優先度は異なるようだ。
調査は2021年9月1〜15日に「Re就活」へのサイト来訪者488人を対象にWebアンケートで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング