スキュレル(東京都渋谷区)は11月22日、2022年2月に完全個室サウナ「ひとりサウナ+(プラス)」の1号店を東京・恵比寿にオープンすると発表した。コロナ禍で高まる個室サウナ需要に対応するとともに、“ととのい”の価値を高める“+α”として、地域のニーズに合ったサービスを提供するとしている。
ひとりサウナ+では、本格的なフィンランド式個室サウナ、セルフロウリュウを楽しめるようにした。1号店となる恵比寿店では“+α”として「書」で精神を整えることを提案する。
恵比寿エリアはアートの街として多数のギャラリーがあり、有名個展が常時開催されている。そこで、恵比寿でのサウナ体験に+αとして、女流書家6人による書き下ろし書作品を展示。サウナの効果効能といわれる脳内リフレッシュに加えて、一流書家のアートで精神の「整」を提供し、二重の「ととのい」を体感してもらう狙いだ。
同社は、「サウナ好きな人に書の魅力と、書を通じてサウナの整いを体験してほしい」とコメントしている。営業時間は、午前9時〜翌午前2時。利用料金は60分3700円〜で、22年1月中旬から予約受付を開始する。サウナや個室の詳細、今後の展開などはSNSで発表するとしている。
日本サウナ・温冷浴総合研究所が実施した全国1万人の男女を対象にした調査によると、新型コロナウイルスの影響で60.6%が「サウナに行く回数が減った」と回答した。コロナ禍でサウナへ満足に行けない人が増える中、密を避けられる個室サウナの出店が相次いでいる。
フィットネスジムなどを運営する日笠(神戸市)は、24時間営業の月額制プライベートサウナ「HOTTERS24(ホッターズトゥエンティフォー)」を12月に東京・高円寺に、22年春には大阪・淀屋橋に出店すると発表している。まだまだサウナブームは続きそうだ。
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