入店してすぐの場所には、中国の調味料を並べている。例えば、「トウチ入りラー油」や「鶏肉入りラー油」など、さまざまな種類のラー油を並べている。酢に関しても、「小籠包に付ける酢」「中国山西省とその周辺で有名な穀物酢」「野菜エキスなどを加えたまろやかな黒酢」などを用意。消費者に選ぶ楽しみを提供している。
麺類のコーナーでは、シンガポールのインスタント麺、インドネシアのスパイシーな焼きそば、タイのトムヤムクンラーメン、台湾の汁なし麺など、各国のインスタント麺が並ぶ。スーパーでも扱っているような有名なブランドだけでなく、現地に行かないと買えないような商品構成にこだわっているという。
レトルト食品のコーナーでは、インドのレトルトカレーを用意するだけでなく、現地の米も販売している。「現地の味をなるべく再現する」(広報担当者)のが目的だ。発熱剤で容器を加熱して火鍋をつくるキットも販売している。火を使わないため、災害時やアウトドアでの利用を見込む。
最も注力したというのが冷凍食品のコーナーだ。台湾の屋台でよく使われるソーセージ、イカ団子を始めとする火鍋の具、小籠包などを用意した。
日本の消費者になじみのない食材や調味料も多いので、スタッフがおすすめの食べ方を説明するポップも用意した。ただ、飯田社長は「もっといろいろな提案ができるようにしたい」と語った。利用シーンの提示については、課題を感じているようだ。
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