ぺんてる、“ノック音”を66%低減したボールペン発売 「音ハラ」意識を持つミレニアル世代に訴求静音油性ボールペン「Calme(カルム)」

» 2021年11月26日 07時00分 公開

 ぺんてるが、“ノック音”を低減させた静音油性ボールペンシリーズ「Calme(カルム)」を12月15日に発売する。自分も周りも「穏やかに心地よく」をコンセプトに掲げ、「音ハラスメント(音ハラ)」意識を持った20〜30代のミレニアル世代に向けて訴求する。

ぺんてる ノック音を低減したボールペン「Calme(カルム)」(以下、プレスリリースより)

 単色ボールペンと多色・多機能ボールペンでは、ノックのメカニズムそのものが異なるという。そこで同シリーズでは、それぞれに最適な機構を開発・採用し、ノック時の操作音を従来製品に比べて66%低減した。また、ノック作動時に手に感じる衝撃も和らげ、書きやすさを実現したと説明する。

ぺんてる 最適な機構を開発した

 グリップには、カメラにも使われる「革シボ加工技術」を採用。手なじみがよい革調ロンググリップとし、バインダー上や複写書類などでも安定して書けるよう工夫した。また、濃く発色の良い油性インキを搭載した。なめらかな書き心地にこだわり、手や紙が汚れにくくスッキリとした筆跡で書けるという。

 デザインは、無印良品の製品やグッドデザイン賞の審査委員などを務める三宅一成氏が担当。和の質感を感じさせるマット調デザインで、生活に馴染む静かな佇まいのボールペンに仕上げた。

ぺんてるぺんてる カメラのグリップにも使われる「革シボ加工技術」を採用

 単色ボールペンの設計を担当した研究開発本部の野村恭平氏は、「『ミレニアル世代の方が求めるのは、本当に無音か?』という疑問から、開発初期にユーザー調査を実施したところ、求められているのは無音ではなく『周囲になじむ音』ということが分かりました。そこで、最適な音を追求し、静音機構を開発しました」と説明する。

 価格は、単色ボールペン(0.5ミリ、0.7ミリ)が165円、3色ボールペン(同)が440円、多機能ペン(2色ボールペン0.5ミリ、0.7ミリ+シャープペン0.5ミリ)が550円。

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