総合電子書籍ストア「ブックライブ」を運営するBookLive(東京都港区)は、同サービスの累計約63万作品から最も売り上げの高かった作品「2021年 年間ランキング」を発表した。1位を獲得したのは『東京卍リベンジャーズ』だった。
『東京卍リベンジャーズ』は講談社から出版されているマンガ。2021年4月のアニメ放送をきっかけに人気が出始め、同年7月に公開された実写映画は、公開10日間で110万人を動員し、興行収入は15億円を突破した。同社は、「少年マンガだが、ブックライブでは女性の購入者が約4割を占めており、男女ともに人気の高い作品」とコメントしている。
2位は集英社から出版されている『呪術廻戦』。集英社は11月22日、同作品のシリーズ累計発行部数が6000万部を突破したと発表した。昨年アニメ化され、21年12月には映画化が予定されている人気の作品となっている。
3位は異世界ファンタジー×恋愛をテーマにした『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』がランクイン。「異世界ファンタジー」ジャンルを中心とした新レーベル「COMICアーク」から誕生した作品だ。ブックライブ上では、21年2月に1話が配信されてから、上半期ランキングで総合4位に急上昇した実績を持つ。
同社は「同じく西洋ファンタジーな世界を舞台にした恋愛マンガが5位にランクインしていることからも、この1年で異世界ファンタジー×恋愛を組み合わせた女性向けマンガの人気が高まっていることがうかがえる」と分析した。
4位以降は『花嫁未満エスケープ』『間違いで求婚された女は一年後離縁される』『進撃の巨人』『キングダム』『鬼滅の刃』『ONE PIECE』『転生したらスライムだった件』と続いた。
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