自動車のイノベーションランキング 3位レクサス、2位ベンツ、1位は?

» 2021年11月30日 12時19分 公開
[ITmedia]

 J.D.パワーは「2021年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス」調査の結果を発表した。各ブランドがどれだけ迅速、効果的に新しい機能、装備を市場導入しているのかを、実際にクルマを購入したユーザーへのアンケートから調べた。

 総合イノベーションランキングでは、5位にBMW、4位に日産、3位にレクサスが入った。2位はメルセデス・ベンツで、1位はスバルとなった。

総合イノベーションランキング

 カテゴリー別のトップモデルとしては、マスマーケット向け自動車の利便装備として、トヨタのアルファードがランクインした。デジタルルームミラーが評価された。安全・運転支援機能としては、スバルのフォレスターがトップとなった。 後退時衝突被害軽減ブレーキが評価された。

 一定以上の評価を得た先進技術について、ユーザーからは「機能・操作が分かりにくい/使いにくい」が不具合指摘として最も回答が多かった。また装備の利用率では、52〜97%と機能・装備によって差があった。

カテゴリー別のトップモデル

 ブランド別総合の下位には、ダイハツ14位、スズキ13位と軽自動車を中心としたメーカーが並んだ。ラグジュアリーブランドとしてはアウディが総合ランキングの中でも業界平均を下回った。

 調査対象とした装備としては、「利便装備」がデジタルルームミラー、ジェスチャーコントロール、リアシートリマインダー、グラウンドビューカメラ、降車時安全支援、車載ドライブレコーダー、ドライバープロファイルの車両間共有。「安全・運転支援」機能には、自動運転支援、アクティブレーンチェンジアシスト、リモートパーキングアシスト、緊急自動操舵支援、ドライバーモニタリング、道路インフラ/他車との通信システム、フロントクロストラフィックワーニング、後退時衝突被害軽減ブレーキを調査した。

 ワンペダルドライブなどが含まれる「エネルギー/サステナビリティ」、スマートフォンのデジタルキーなどが含まれる「インフォテインメント/コネクティビティ」については、社内基準を満たさなかったため、本年は調査結果不成立とした。

 本調査は新車購入後2〜13カ月を経過したユーザー1万9615人に対し、5〜6月にかけてインターネット上で行われた。

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