コロナ禍では、2位が「講談社」、3位は「集英社」、4位は「アサヒ飲料」、5位は「任天堂」だった。コロナ前の調査で2位に位置していたJTBグループは31位に。旅行やレジャーは人気業界から順位を下げる結果となった。
学情は、調査結果について「21年に入っても緊急事態宣言が断続的に発出され、海外からの人の流れも、国内での都道府県をまたぐ移動も制限されたことが影響している」と分析した。
また、コロナ禍による外出自粛により生じた漫画・アニメブームが企業の人気を押し上げる結果となった。2位の講談社は、出版する『転生したらスライムだった件』『進撃の巨人』などの電子コミックとアニメ化などの権利ビジネスが好調だったという。集英社は『鬼滅の刃』が大ヒットとなった。
『あつまれ どうぶつの森』が大ヒットした任天堂も5位に入るなど、「自宅で楽しめるエンタメ」である出版やゲームの人気が高くなっていることが分かる。
そのほか、コロナ禍の調査では、4位の「アサヒ飲料」、6位の「味の素」、8位の「ロッテ」など食品メーカー3社がランクインした。コロナ前の調査でも、3位の味の素と6位のアサヒ飲料の2社が10位以内にランクインしている。「資生堂」は21年調査で10位、19年調査で7位に入り、消費財も人気を集めていた。
21年調査は23年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生を対象にインターネットで実施した。期間は4月1日〜10月31日、有効回答数は8249人。19年調査は、21年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生を対象にインターネットで実施。期間は19年6月1日〜12月7日、有効回答数は6574人。
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