無印良品、「コオロギチョコ」を発売 昆虫食の第2弾1本に約15グラムのタンパク質

» 2021年12月14日 13時40分 公開

 無印良品を展開する良品計画は、12月15日より「コオロギチョコ」を発売すると発表した。コオロギを食材に使った昆虫食の第2弾。同商品を通して、昆虫食をより身近に、タンパク質を豊富に摂取できる「当たり前の選択肢」となることを目指すとしている。

無印良品 無印良品で「コオロギチョコ」発売(以下、プレスリリースより)

 世界の急激な人口増による将来の食糧不足に備えて、昆虫食が注目されている。同社では「今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになれば」との考えから、2020年5月に「コオロギせんべい」を発売。幅広い世代のお客から支持されているという。

 新たに発売する「コオロギチョコ」は、コオロギパウダーをはじめ、大豆パフやきなこなどの大豆由来成分を配合し、1本に約15グラムのタンパク質を含むプロテインバーに仕上げた。朝食や小腹が空いた時など、片手で手軽にタンパク質を摂取できるように工夫した。

無印良品 1本に約15グラムのタンパク質を含むプロテインバーに仕上げた

 甘さ控えめのミルクチョコレートとオレンジ果汁パウダーも使用し、ミルクチョコの甘さとオレンジのさわやかな風味を味わえるようにした。また、大豆パフを加えたことで、ボリューム感とザクザクした食感を楽しめるとしている。

 同社によると、昆虫は家畜に比べ、主要な栄養素を体内に多く含んでいて栄養素を効率よく摂取できるという。また、生育時に必要な水やエサの量が少ないことから、温室効果ガスの排出量も削減でき、環境負荷も軽減されるといわれている。

 中でもコオロギは、約35日で成虫になる成長の早さ、雑食でエサの選択肢が広く効率的に生産できることから、国内外で注目されているという。

 コオロギチョコの価格は190円。全国の無印良品221店舗や公式ネットストアで販売する。

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