Parasol(東京都港区)の運営する未婚男女のマーケティング研究機関「恋愛婚活ラボ」は、女性側の「夫の独立や転職に関する意識調査」を実施した。その結果、「父親の職業」や「自身の年収」に相関がみられ、独立や転職に対する意見に差が出ることが分かった。
夫の転職や独立について応援したいか(出所:リリース)
「転職を検討中の夫いわく、『将来有望な成長企業』という転職先、現段階では無名のベンチャー企業だが、転職を応援できるか?」という質問。「とても応援したい」「やや応援したい」と回答した人は64.9%だった。同様に、独立や起業に対し応援したいかの質問では、66.2%が「とても応援したい」「やや応援したい」と回答。双方6割以上と、夫のキャリアチェンジについては「応援したい」という女性が多い傾向があることが分かった。
転職を「応援したい」「応援したくない」と回答した人の父親の職業(出所:リリース)
上記、転職の質問で「とても応援したい」と答えた人の父親の職業について尋ねると、「会社経営」が39%でトップとなった。一方、一番回答した人の少なかった「公務員や団体職員」は19%と、2倍以上の開きがみられた。また、「応援したくない」と回答した人の父親の職業では「公務員や団体職員」が9%で最多となった。
父親の職業が「公務員や団体職員」の人の「応援したくない」理由には、「安定したところで勤めてほしいと思うから」など「安定」というキーワードが多く挙がり、安定性を重要視していることが分かった。
独立を「応援したい」「応援したくない」と回答した人の父親の職業(出所:リリース)
独立や起業に対する質問の回答者に、父親の職業を尋ねてみると「とても応援したい」と回答した人の41.3%が「会社経営者」であり、反対派の職業は「自営業」が18.7%で最多となった。また最も少なかったのが「会社経営者」で、2倍以上の差が見られた。
独立反対派からは、親がうまくいっていない様子を見ているからこそ、同じような境遇にならないでほしいという意見が多く挙がった。
「転職を応援したくない」と回答した人の年収別グラフ(出所:リリース)
転職の質問での回答を年収別に見てみると、「年収800万以上」の人は、反対しない傾向があることが分かった。同様に独立については、独立を「あまり応援したくない」「応援したくない」と回答した人は、年収400万円以下が18.2%、500万〜700万円台が12.9%、800万〜1000万円台は5.4%となった。
「独立や起業を応援したくない」と回答した人の年収別グラフ(出所:リリース)
「応援したい」と回答した人からは、自身の収入基盤があるからこそ応援できるという理由が多く見られた。他にも、一緒に検討しようとする姿勢や、相手の成長などを重視するマネジメント視点での理由も見られた。
調査は、女性579人を対象に、9月25〜30日に実施した。
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