温泉施設「おふろcafe」を運営する温泉道場(埼玉県ときがわ町)が、12月25日〜2022年1月3日の10日間、各施設に来店したお客先着100人に、牛乳を無料で配布する「年末年始 牛乳1トン消費大作戦」を実施する。コロナ禍で年末年始に生乳の大量廃棄の恐れがあるとされる中、牛乳の消費拡大を支援する。
同イベントは、乳業メーカーや酪農家で作る団体「Jミルク」(東京都千代田区)が呼びかけている「#1日1L(リットル)」運動に賛同した取り組み。Jミルクによると、年末年始に5000トンほどの生乳が余る可能性があるという試算があり、農林水産大臣や首相が牛乳の消費を呼び掛けていた。
年末年始に来店するお客に提供することで、1トン以上の牛乳を消費できるという。温泉道場では、埼玉県の乳製品を原材料にしたスイーツ製造販売も行っていて、今回の取り組みで「少しでも酪農家の助けになれば」と説明する。
牛乳の消費拡大を支援する動きが広まっている。コンビニ大手のローソンは、12月31日と1月1日の2日間、全国の約1万4000店で「ホットミルク」を通常の半額の65円で販売すると発表。
東京ステーションホテルやメズム東京を展開する日本ホテル(東京都豊島区)では、直営レストランでカフェオレやカフェラテを半額で販売する他、牛乳を使用したメニューを増やす取り組みを12月28日〜22年1月3日に実施するとしている。
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