ANA、23年度入社の新卒採用を再開 「客室乗務職」は見送り

[ITmedia]

　ANAグループは12月27日、2023年度入社の新卒採用の再開を決定したと明らかにした。対象会社や職種、採用人数は、新型コロナウイルスの影響を見極め決定する。

ANAグループが新卒採用再開（画像提供：ゲッティイメージズ）

　ANAグループでは、新型コロナウイルスの影響を受け、21年度、22年度の採用を大幅に抑制していた。今後も、グループ内の人財活用や生産性向上を図り、組織運営体制のスリム化に努めるものの、航空需要回復への対応や組織活性化のため、採用再開を判断したと説明する。

　なお、全日本空輸（ANA）の新卒採用は、運航乗務職、グローバルスタッフ職（事務、技術）、障がい者手帳を所持する人が対象の「エキスパートスタッフ職」のみ。卒業後3年以内で、エントリー時に他社で就業している人も応募できる。

　一方、客室乗務職は「採用を再開できる状況ではない」として採用再開を見送った。

プレスリリースより

　また、22年度入社のキャリア採用も再開する。多様な経験や専門性を有した人財の活躍を推進するため、従来以上にキャリア採用にも注力するとしている。