楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ、優遇金利を0.04%に縮小

» 2021年12月29日 10時08分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 楽天銀行は、楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」において、従来一律0.1%としていた普通預金金利を、2022年4月から引き下げる。300万円を超える残高について、0.04%に縮小する。

300万円以上の残高について、4月から優遇金利を縮小する

 マネーブリッジは銀行証券間でシームレスな口座連携を行うサービス。証券購入時に銀行口座から自動的に引き落とせるほか、証券売却時には自動的に銀行口座に入金される。連携を行うと、通常0.02%の普通預金金利が引き上げられ、0.1%の優遇金利が適用されていた。

 一般の預金金利が0.001%の中、その100倍にあたる金利を提供することで、楽天銀行と楽天証券の組み合わせは人気を呼び、マネーブリッジは300万口座を突破。預金残高は4兆円を超えている(記事参照)。

 グループ間連携によって多くのユーザーを惹きつけていた楽天銀行、楽天証券だが、楽天証券では投信残高に応じたポイント還元を減らすなど(記事参照)、相次いで還元策の縮小を行っている。

楽天証券700万口座のうち、300万口座以上がマネーブリッジを利用している

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