16〜19歳に「成人年齢が18歳になること」を知っているか聞いた 結果は？（2/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

大人になるとはどういうことか聞いた

　「大人になるとはどういうことか」を聞いた結果を分析したところ、頻出する単語は「自立」「責任」「できる」「生活」「稼ぐ」だった。経済的に自立できていることや、自らの行動や判断に責任を持つことを「大人になること」と考えている傾向がうかがえた。

　成人になったらしてみたいことを尋ねると、男女ともに1位は「自分の趣味にお金をかけること」（男性44.7％、女性53.8％）、2位は「親に恩返しをすること」（同38.9％、48.4％）、3位は「お金を自由に使うこと」（35.2％、43.4％）だった。

成人になったらしてみたいことは？

大人に聞いてみたいと思うこと

　大人に聞いてみたいと思うことは何か聞いた。男女ともに1位は「若い時に何をしておくきか」（男性40.3％、女性49.5％）だった。男性2位は「人生楽しいかどうか」（35.9％）、3位は「大人にってやり残したと感じたことは何か」（32.3％）という結果に。女性2位は「大人になってやり残したと感じたことは何か」（43.4％）、3位は「人生楽しいかどうか」40.1％だった。

大人に聞いておきたいと思うことは？

　「学校総選挙プロジェクト」の石井大樹プロジェクトリーダーは、「成人年齢が18歳に引き下げられることで精神的にも自立が促され、挑戦や可能性が広がることが期待される一方で、今の時点からやっておくべきことに漏れが無いかを気にする傾向や、『責任を持つ』ことに不安を感じている声も挙がった。学校教育の段階から社会の仕組みなどを知識として教えるだけでなく、実際に大人や社会に触れる機会を増やすなどの取り組みが『18歳成人』に向けての準備として求められるようだ」とコメントした。

　今回の調査は、日本全国の16〜19歳を対象に、インターネットで行った。期間は2021年12月14〜23日、有効回答数は1096人。