上場、未上場に限らず、非連続成長を実現するスタートアップには、優れたCFO(最高財務責任者)の存在が不可欠だ。経験豊かなCFOは財務戦略の立案や執行といった本来の業務領域だけでなく、企業の事業価値や将来戦略の構築といった分野においても手腕を発揮することが求められている。CEO(最高経営責任者)の右腕としての役割を超えて、企業経営の根幹を担う存在たり得べきものだという。
非連続成長を目指すスタートアップにおけるCFOの重要性について、グロース・キャピタルの嶺井政人CEOに話を聞いた(以後、コメントは全て嶺井氏)。グロース・キャピタルは、その社名からベンチャーキャピタルのような投資ファンドを連想するが、未上場のスタートアップに出資する事業は実施していない。主に上場後のスタートアップの資金調達を支援し、さらなる成長を後押しするビジネスを展開している。
嶺井氏自身も新卒で入社したモルガンスタンレー証券でテクノロジー企業の資金調達や格付業務に従事した後、マイネットCFOに就任し東証マザーズに加え東証一部上場を実現したキャリアの持ち主だ。その後、現在のグロース・キャピタルを興しCEOを務める。
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