「服を売らないアパレル」と明言するブランドenergy closetを展開するenergy closet(千葉県)は1月22日から計6日間、西武渋谷店にてポップアップイベント「CLOSETtoCLOSET」を開催した(現在は終了)。「服を売らない」と宣言しているが、何を売っているのだろうか?
西武渋谷店B館4階のイベントスペースをのぞいてみたところ、ハンガーラックにはたくさんの服が所狭しと並んでいた。カバンにベルト、マフラーやバッヂなどの小物も置かれている。
あれ、服売っているじゃん。なんなら服以外もあるぞ。「服を売らない」とうたう真意とは? ポップアップを開催したenergy closetの代表、三和沙友里さんと、そごう・西武の担当者、中山茉莉花さんに話を聞いた。
本ポップアップ「CLOSETtoCLOSET」の仕組みはこうだ。事前に3000円の入場チケットを購入する。当日、不要になった服を3着持ち込むと、会場に並んでいる古着の中から好きな3着を持ち帰ることができるという。「服の循環」をテーマとして掲げている。
「会場には300着ほどの服があります。最初は200着ほどを想定していたのですが、4〜5着持ち込まれるお客さんもいるので、少しずつ在庫が増えている状態です。そごう・西武の従業員も20〜30人ほどが無償で服を提供しています」(中山さん)
そごう・西武の従業員が持ち込んだ服にはタグの部分にコメントが記載されていた。服に対する思い出やこんな風に着てほしいという願いを書いているようだ。持ち込まれる服は必然的にジャンルがばらばらになりがちのため、三和さんがコーディネートして、ディスプレイするなど手に取りやすい工夫を施していた。
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