労務行政研究所は「賃上げなどに関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。東証第1部・2部上場クラスの賃上げについて、労使や専門家などに聞いたところ、2022年は平均で6277円(2.00%増)であることが分かった。
21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から 1.86%と8年ぶりに2%を下回ったが、22年は再び2%台に乗る予測を示した。
定期昇給については、どのように考えている会社が多いのだろうか。経営側の87.2%が「実施する予定」と答えたのに対し、「実施しない予定」は3.2%にとどまった。「もともと(定昇)制度がない」「無回答」を除外して試算すると、経営側の「実施する予定」は92.1%に達した。ちなみに、労働側の89.0%は「実施すべき」と回答した。
夏のボーナス(22年)の見通しを聞いたところ、労働側は「同程度」が50.4%、「増加する」が34.1%に対し、「減少する」は15.5%。経営側は「同程度」が57.3%、「増加する」が27.2%に対し、「減少する」は15.5%という結果に。専門家にも尋ねたところ、「増加する」(59.8%)が6割近くを占めた。
労働側209人、経営側94人、専門家103人の計406人が回答した。調査期間は21年12月3日〜22年1月18日。
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