バレンタインの予算は? 平均額は4年で573円上昇本命チョコの平均は1.1個

» 2022年02月14日 15時13分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 リサーチ会社の日本インフォメーション(東京都中央区)は、女性にとってのバレンタインの実態を調査した。2022年のバレンタインチョコレートにかける予算は、平均4792円。19年の4219円から毎年上昇傾向にあることが分かった。一方、贈る予定の人数の合計は平均5.0人で、19年の6.1人から減少した。

チョコレートの予算は?(出所:以下、日本インフォメーション「令和のバレンタイン事情2022」)

 最も予算が高いのは「本命チョコ」(平均は2565円)、贈る予定の個数は平均1.1個だった。「マイチョコ(自分チョコ)」と回答した人も多く、平均は1971円だった。22年には「友チョコ」の金額・個数に減少傾向が見られた。

最も予算が高いチョコは?

 バレンタインチョコを贈る相手は、「女子高生」の88%が「友チョコ」と答えたものの、21年の97%からは9ポイント減という結果に。「女子大生」が贈る相手としても「友チョコ(54%)」の比率が高い。一方、すべての属性で減少しているのは「義理チョコ」。「友チョコ」「感謝チョコ」も全体で見ると減少傾向にある。

 「本命チョコ」は「40〜50代(既婚)」を除き、どの属性でも21年より増加した。特に「20代会社員(未婚)」「30代会社員(未婚)」で高く、「20代会社員(未婚)」では70%が、「30代会社員(未婚)」では64%が「贈る予定」と回答している。また「女子大生」は50%にとどまったものの、21年の36%との比較では14ポイント上昇した。

チョコレートを贈る相手は?

 「バレンタインチョコを贈る予定」については、全体では21年と同じ63%が「ある」と回答した。属性別では「20代会社員(未婚)」「30代会社員(未婚)」では贈る予定と回答した人は減少したものの、他の属性では増加している。特に「女子高生」は82%が「予定あり」と回答した。

チョコを贈る予定について

 新型コロナウイルス感染症の影響として当てはまるものでは「手作りのチョコレートを渡すのはやめる」が33%と最も高くなった。特に「女子高生」「女子大生」「20代会社員(未婚)」で値が高く、それぞれ4割以上となっている。

 一方で、「本命チョコはやめる」「マイチョコはやめる」「感謝チョコはやめる」は3〜6%と低く、贈る相手によって差も見られる。

新型コロナウイルスがチョコに与える影響は?

 バレンタインチョコの購入場所としては「デパート・百貨店」が全体で最も高く36%、次いで「ECサイト」が24%となった。若年層では「手作りをする」人も多く、「女子高生」では過半数を占めた。

チョコの購入場所は?

 調査は、全国の15〜59歳の女性を対象にインターネットで実施した。期間は1月19〜20日で、有効回答数は900人。

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