不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は、賃貸居住用物件を対象に、「2021年下半期問い合わせが多かった条件・設備」に関する調査を実施した。21年7月以降、賃貸居住用物件を探している人の中で多かった問い合わせ内容・条件のトップは「毎月の家賃を下げたい」で、34.5%だった。
「毎月の家賃を下げたい」との問い合わせは上半期に続きトップとなった。長引くコロナ禍の影響は大きく、「失業や賃金の低下によって、現在の家賃より低い物件への住替えを希望するお問合せが多くなった」という声が複数挙がったという。
2位は、「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」(31.7%)、3位は「ペット可物件に引っ越したい」(31.4%)と続いた。
「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」は、上半期と比較すると9.7ポイント増加していた。通勤を、電車から自転車や自動車に切り替えた人もいるなど、駐車場付き物件の注目度も高まっているという。
3位の「ペット可物件に引っ越したい」も、上半期と比較すると5.5 ポイント増加していた。自宅で過ごす時間が増えた影響か、問い合わせは増加傾向にあるようだ。
さらに4位は「転勤のため引っ越したい」(30.8%)、5位は「今より部屋数を増やしたい」(23.6%)と続いた。コロナ禍によるリモートワークのため、部屋数の多い物件を希望する人も増えているという。
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