長引くコロナ禍で、窮地に立つ観光業界。インバウンドは消滅し、東京オリンピックを見据えて急ピッチで建設されたホテルは日の目を見ることなくすでに閉鎖している施設も多い。
これは決して観光地だけの話ではない。在宅勤務が定着したことでオフィス街と呼ばれるところも以前に比べにぎわいが失われている。
東京・赤坂もそんな街のひとつ。オフィスビルや料亭のイメージが強いエリアだが、コロナ禍でその需要は減少。周辺には高級ホテルなども建ち並ぶが、施設内で全て完結するため、宿泊者がホテル周辺を観光したり買い物したりすることはコロナ前から少なかったという。
そんな東京・赤坂に2月25日、新たなホテルがオープンした。星野リゾートが運営する「OMO3(おもすりー)東京赤坂 by 星野リゾート」(以下、OMO3東京赤坂)だ。「OMO」は星野リゾートが展開する都市観光ホテルブランド。都内では「大塚」に次ぐ2店舗目となる。
OMOの後につく数字は、サービスの幅を表していて、1はカプセルホテル、7はフルサービスホテルを指す。3はシンプルな宿泊特化型。OMO3東京赤坂の料金は1人1泊4500円から(2人1室利用時)。
ここまで聞いて「ビジネスホテルと何が違うの?」そう思った人も多いだろう。OMOでは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」として、街全体を一つのリゾートとして捉え地域の新たな魅力を発信しているのだ。
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