OMOの象徴的な取り組みが、ブランドの共通サービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」。ホテルから徒歩圏内の街の情報を発信し、街に溶け込むことをサポートするサービス。ホテルスタッフがガイドブックに載っていない情報を集めたり、ガイドツアーを開催したりと「ご近所」にこだわって活動を進めている。
ホテル入り口近くには、フロントやラウンジを備えたパブリックスペース「OMOベース」を用意。壁面には、ホテル周辺の情報をスタッフが手書きで書き加えた「ご近所マップ」を掲げている。
また、木の札に記されたQRコードを読み込むことで店舗や施設の情報を確認できるようにした。街歩きのほかにランニングに適したルートなども提供。宿泊者に情報を発信し、部屋に荷物を置いたら街に出るよう促す取り組みだ。
ご近所マップのそばには「手土産ダーツ」を用意した。著名人が好んで買いに来るという手土産屋さんを紹介するもので、ダーツが刺さった面に記された店舗情報を「OMOレンジャー」と呼ばれるホテルスタッフが紹介してくれる。
OMOの特徴はこれだけではない。サービスの一つとして、OMOレンジャーによるガイドツアーを開催している。
スタッフがホテル周辺を回って決めたルートを紹介しながら、“ディープな街の魅力”を案内。OMO3東京赤坂では「まさかの赤坂さんぽ」「早起きは三文の徳ツアー」の2つを用意した。
「まさかの赤坂さんぽ」では、赤坂にまつわる「ま・さ・か」な話を聞きながら街の魅力を紹介するもの。赤坂という地名にちなみ、エリアに19ある名前の付く坂を紹介しながら「豊川稲荷」を参拝。街の歴史や文化に触れながら、政治経済の街というイメージとは異なるさまざまな一面を紹介する。
ツアーの最後は、元芸者のおかみが営むBAR・salon「のら犬」でウェルカムドリンクのレモネードを提供する。
開催時間は午後3時半〜4時半。宿泊者を対象とし、料金は1人1000円。前日までの予約が必要だが参加者が1人でも実施する。また、午前7〜8時には「早起きは三文の徳ツアー」を実施。こちらも前日までの予約を必要とするが無料で参加できるようにした。
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