「ふるさと納税」で選んだ返礼品1位は「肉」 2021年度調査：LINEリサーチ調べ（1/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

　LINEは、日本全国のLINEユーザーを対象にふるさと納税に関する調査を実施した。2021年にどんな返礼品を選んだか聞いたところ、男女ともに1位は「肉」（男性38.4％、女性35.5％）だった。

LINEリサーチは、「ふるさと納税の認知率や利用経験率、利用理由」について調査した（画像はイメージ）

21年の「ふるさと納税」で選んだ返礼品（出所：リリース、以下同）

　2位は「魚介類」（男性29.4％、女性28.8％）で、3位以降は性別で違いがあった。男性の3位は「米」（17.8％）、女性の3位は「果物」（21.6％）という結果に。

返礼品を選ぶ時の重視点は？

　ふるさと納税の寄附経験者に対し、返礼品を選ぶ時に重視している点を聞いた。男女ともに1位は「自分が食べたいもの／ほしいもの」（男性48.0％、女性54.1％）、2位は「家族が食べたいもの／ほしがるもの」（男性40.5％、女性46.0％）だった。自分や家族が欲しいものを返礼品に選ぶ傾向が見られた。

返礼品を選ぶ時の重視点は？

　また3位以降は男女で違いが見られた。男性3位は「お得なもの／還元率が高いもの」（24.7％）、女性3位は「特産品／その土地ならではのもの」（27.3％）だった。また「ふだん買わないような高級なもの」「口コミの評価が高いもの」「レビュー／感想の数が多いもの」は女性が男性に比べ高い割合だった。

　ふるさと納税を自分または家族が手続きしたことのある人に、利用する理由を聞いた。全体で最も多かったのは「返礼品が魅力的だから」で70％弱。この回答は、全ての年代で1位だった。次いで「節税になるから」が50％強、「お得だから」が40％強となった。10〜60代の全年代で、この3つの理由が3位以内にランクインした。

ふるさと納税の寄付の理由は？

　年代別に分析すると、「節税になるから」は20〜50代の有職者が多い年代で50％以上と高かった。特に、30代で最も高く70％弱だった。「お得だから」も30代が最も高かった。