サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)は、渋谷区が推進する「公募設置管理制度(Park-PFI)」を活用した「恵比寿南一公園改良整備事業」に応募し、事業者として選定されたと発表した。開園は9月を予定していて、子育てや地域交流に貢献する公園づくりを目指すとしている。
Park-PFI事業とは、都市公園に飲食店や売店などの設置・管理を行い、得られた収益で周辺の園路や広場などの整備を一体的に行う民間事業者を公募によって選定するもの。
公園内には、「育つ」「つながる」「広がる」をキーワードに、ペットと共に利用できるダイニングカフェやプレーパーク、屋内多目的スペースなどを設置する方針。
プレーパークとは、ブランコやシーソーといった既存の遊具を置かず、子どもたちの発想を基に「遊びを作り出す遊び場」のこと。従来の恵比寿南一公園は設置された遊具による遊びが中心だったが、安全・安心に自然遊びができる空間へと刷新する。
プレーパークと小さな子どもが遊べるはらっぱ広場を設置し、日中はプレーリーダーと呼ばれる運営者が子どもたちの安全・安心を守りながら、自由な自然遊びを展開する。
また、街の回遊性向上や楽しむ機会の提供を目的に、ペットと共に過ごせるカフェの設置や屋内多目的スペースでのドッグラン、ペットサロン・ホテルといった一時預かりサービスを展開する。
公園の近隣には、同社が運営・管理する恵比寿ガーデンプレイスがあることから、サッポロ不動産開発は「公園をさらなる魅力的な場所とし、恵比寿エリアの価値向上を目指す」としている。
同事業は今年1月に着工していて、7月の竣工、9月の共用開始を予定している。
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