新入社員の6割が入社後「仕事内容」にギャップ抱く 配属先やワークライフバランスに不満：300人に調査（1/3 ページ）

[ITmedia]

　新卒向け就職エージェント「career ticket（キャリアチケット）」は、2021年に大学を卒業した社会人1年目の300人を対象に、「入社後状況に関する調査」をインターネットで実施した（2月1〜4日）。その結果、6割が入社後、「仕事内容」にギャップを感じていると回答。期待を下回ったポイントでは、「希望の配属先ではなかった」「ワークライフバランスを実現できなかった」などの意見が多数を占めた。入社後に抱くギャップが大きければ、早期離職にもつながりかねず、企業は必要な対応を迫られそうだ。

キャリアチケットは社会人1年目300人に「入社後状況に関する調査」を実施（出典：リリース、以下同）

　まず、「入社前の期待に比べ入社後はどのように感じるか」を聞いたところ、「期待を下回る」と回答した人が4割となった。3人に1人がマイナスのギャップを感じていることがうかがえる。

企業に対する入社前後の印象の変化

　期待を下回ったポイントでは、「希望の配属先、仕事内容ではなかった」（14.8％）、「ワークライフバランスを実現できなかった」（13.9％）、「スキルを磨きにくい環境だった」（11.5%）が上位に挙がった。

もっとも期待を下回ったポイント

　期待を下回った要因としては、「入社時に妥協せざるを得なかったため」（28.7％）、「入社前の情報収集が不足していたため」（23.0％）が多数を占めた。

期待を下回った理由