東京電力パワーグリッドは3月22日、地震による火力発電所停止などにより懸念される電力供給についてリアルタイムで状況を公開している。それによると、10時台の電力使用は101%、11時台は103%を超え、「非常に厳しい」とされる97%を継続的に上回っている。
気温が大きく下がっただけでなく、悪天候による太陽光発電出力の低下が影響している。
節電の呼びかけなどにより、当初想定された需要よりは電力使用量は少なくなっているが、目標に対しての進ちょくは3割に留まっている。現状、使用量は供給量を大きく上回る状態だ。不足分に対し、水を汲み上げて放流する揚水発電を使用しているが、11時時点での揚水発電可能発電量は79%。朝7時からの4時間で20%を使い切った。
超過需要に対し、揚水発電の前倒しや、東北電力、中部電力など7社からの電力融通をすでに実施している。
→続報:300万軒、停電の可能性も
午後8時以降、300万軒規模の停電のおそれ 東京電力管内、揚水発電停止のため
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