藤田観光(東京都文京区)が、箱根小涌園再開発の一環として、運営する温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」(神奈川県箱根町)を体験型の複合リゾート施設へリニューアルすると発表した。「アクティブ」「にぎわい」「アウトドア」「森の湯」の4つにゾーニングし、機能を強化するとともに「箱根ホテル小涌園」(同町)とあわせて、何度も立ち寄りたくなるスポットを目指す。
同プロジェクトは、2014年より進めている箱根小涌園再開発の一環。23年7月開業予定の「箱根ホテル小涌園」の建て替えとともに、地域の魅力度向上や、21年に策定した事業計画の重点課題として推進している。
同施設では、温浴以外に「食」「買い物」「イベント・祭り」「アクティビティ」「自然体験」を通した新たな体験を提供する。
温浴以外の新たな体験を提供するため、「アウトドアゾーン」では、手ぶらでキャンプを楽しめるサービスや、自然を生かしたアスレチックなどの遊具を設置する。
また「にぎわいゾーン」には「箱根DMO(箱根町観光協会)」のインフォメーションセンターを開設。そのほかにフードコート、レストラン、お土産コーナーを整備し、ご当地グルメや箱根ならではの買い物を楽しめるようにする。
さらに「アクティブゾーン」では、14年に閉鎖した屋外施設「湯〜とぴあ」をイメージした自然との一体感を演出する。流れる温水プールの新設や、イベント開催エリア、リラクゼーションスペースの拡充も予定する。そして「森の湯ゾーン」では貸切風呂を増設し、従来の温浴施設としての魅力向上も図る。
今年の夏前には、正面玄関には足湯を併設した芝生広場やキャンプ場を新たに整備する。同社は「施設の機能強化により、箱根小涌園全体の相乗効果を高め、箱根観光の活性にも貢献する」とコメントしている。
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