ワタミが展開する「焼肉の和民」、全品429円以下に 狙いは?

» 2022年03月31日 11時40分 公開
[ITmedia]

 ワタミは、まん延防止等重点措置が全面解除されたことを受け、「焼肉の和民」の商品価格を全商品429円以下で販売すると発表した。全国の店舗で4月19日までに順次、導入する。一部の商品の値下げに踏み切り、新価格を打ち出すことによって来店客の増加を狙う。外食市場全体の再活性化を目指すという。

「焼肉の和民」 ワタミ史上最大の値下げを実施

 海外情勢の影響を受け原材料や資源価格は上昇し、世界的にインフレが発生している。そこでワタミは、「値上げが続く世の中、ワタミは挑戦します。ロース、カルビ、ハラミ、量変えずオール390円(税込429円)」というキャッチコピーのもと、ハラミなどの人気商品の重量はそのままで値下げを実施する。

 看板メニューの「ワタミカルビ」は、75グラムから90グラムに増量し、値段は429円のままにした。また、角切りハラミは605円から429円に、和牛カルビ、ロース、塩ホルモン(牛シマチョウ)は649円から429円に、和民の特製盛岡冷麺は759円から429円に値下げする。トントロは539円から429円にするという。

ワタミカルビ
和民の特製盛岡冷麺

 新鮮野菜を使ったサラダや、生キムチ、石焼ビビンパなどの一品料理やソフトドリンクバーも429円で提供する。

トントロ

 焼肉の和民では、人手不足の解消やホール業務の効率化を図るため、特急レーンや料理配膳ロボットを導入。従来の居酒屋業態に比べて接触接客を減らし、感染症予防対策を徹底している。

塩ホルモン(牛シマチョウ)

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