ここ数日「サイバー攻撃」という言葉を目にしない日はない。10年以上前からサイバー攻撃を見続けてきた筆者としては、サイバー攻撃が一般のニュースでも連日報じられるようになったことは感慨深い。
ロシアのウクライナ侵攻にからんだサイバー空間での争いが話題になっているが、それ以外でもランサムウェア(身代金要求型ウイルス)攻撃や、最近また急増しているEmotet(情報窃盗や他のウイルスを媒介するマルウェア)なども、ニュースなどで一度くらいは耳にしたことがあるはずだ。
こうしたマルウェアには、セキュリティ企業や警察、JPCERT コーディネーションセンターなどが注意喚起をしている。企業や役所、団体なども、サイバー攻撃対策を行うことが常識になっている。
企業の場合、もしサイバー攻撃被害を受け、それが表沙汰になると評判や信用にも傷が付く可能性がある。近年は多くの企業がかなりの予算をかけてサイバー攻撃対策に力を入れている。
ところが、サイバー攻撃の被害は一向に収まっていない。それどころか、加速度的に増えている印象すらある。
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