米国の規制によってAndroid OSを使えなくなったファーウェイは、19年に独自の「Harmony OS」を開発した。
当初はIoTデバイス向けを想定していたが、20年にスマートフォン向け「HarmonyOS 2.0」をリリース、搭載デバイスを広げている。
ファーウェイによると、同OSを搭載した同社端末は、21年末までに2億2000万台となった。
ファーウェイ以外の中国スマートフォンメーカーはグーグルのサービスを使えるため、現時点でHarmony OSを採用するのはファーウェイだけだ。
同社はHarmony OSを搭載したスマートフォンの海外展開計画はないとコメントしているが、ウクライナ問題で欧米の制裁に直面するロシアのスマートフォン企業BQ Mobileが、同OSのテストを行っていると報道されるなど気になる動きもある。
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トランプ後も制裁継続、世界巻き込む半導体戦争へ<ファーウェイの現在地・上>
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シャオミが社員122人に「3億円」特別ボーナス、ファーウェイ失速で絶好調
中国のIT企業は、桁外れのボーナスを奮発することがある。最近は、ファーウェイの失速で漁夫の利を得ているスマホメーカーのシャオミが、1人当たり3億円を超える特別ボーナスを支給し話題になっている。中国のメガIT企業が何かの節目に特別ボーナスを支給するのは、珍しいことではない。
株価低迷でも年収4500万円、好待遇維持するテンセントの狙い
テンセントが、従業員の4分の1に対して1人あたり116万円の株式報酬を付与すると発表した。またSNSへ流出した同社社員の収入明細によれば、税引き後の今年の年収は約4500万円だったという。今回はテンセントのほかアリババ、バイトダンス、シャオミファーウェイ、シャオミなどの報酬や福利厚生、労働の実態などを紹介する。
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