米国の規制によってAndroid OSを使えなくなったファーウェイは、19年に独自の「Harmony OS」を開発した。
当初はIoTデバイス向けを想定していたが、20年にスマートフォン向け「HarmonyOS 2.0」をリリース、搭載デバイスを広げている。
ファーウェイによると、同OSを搭載した同社端末は、21年末までに2億2000万台となった。
ファーウェイ以外の中国スマートフォンメーカーはグーグルのサービスを使えるため、現時点でHarmony OSを採用するのはファーウェイだけだ。
同社はHarmony OSを搭載したスマートフォンの海外展開計画はないとコメントしているが、ウクライナ問題で欧米の制裁に直面するロシアのスマートフォン企業BQ Mobileが、同OSのテストを行っていると報道されるなど気になる動きもある。
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