10〜40代をターゲットとするヤングカジュアル専門店のアベイル事業は、売上高が前期比10.0%増の544億円。レディースで立ち上げた新規JBの3ブランド「CHIP CLIP」「SUREVE」「Rag Out」を、メンズやシューズ・服飾雑貨に拡大。トータルコーディネート提案できる展開とし、売り場と販促も連動させた取り組みなどが功を奏した。
また新たに設立したインテリア・生活雑貨部門では、売り場と品ぞろえを拡大したことで売り上げを大きく伸ばした。キャラクター商品では、催事売場を活用し、アウター衣料から雑貨、インテリアまで展開したことで来店客数の増加につながった。
ベビー・子ども用品専門店のバースデイ事業は、売上高が前期比10.9%増の695億円だった。主力JBの「tete a tete(テータテート)」と「futafuta(フタフタ)」を中心に、品ぞろえの幅を拡大し、キャラクターとのコラボ商品も好評だった。
23年2月期の連結売上高は、前期比3.9%増の6066億円、営業利益は同5.3%増の520億円、純利益は同5.0%増の371億円を見込む。
既存店売上高は、各事業とも前期を上回る計画で、アベイル、バースデイ、シャンブルは4.0%以上の増加を計画する。また、グループ全体で35店舗の新規出店と16店舗の閉店を予定し、年度末には2223店舗とする予定。さらに、都市部への出店を強化するため、新たに開発部署も設置する。収益性の高い店舗展開を進める方針だ。
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