しまむら、過去最高の業績 ブランドや販売力の強化が奏功22年2月期連結決算(2/2 ページ)

» 2022年04月05日 14時45分 公開
[ITmedia]
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アベイル事業では新規ブランドを「トータルコーディネート提案」

 10〜40代をターゲットとするヤングカジュアル専門店のアベイル事業は、売上高が前期比10.0%増の544億円。レディースで立ち上げた新規JBの3ブランド「CHIP CLIP」「SUREVE」「Rag Out」を、メンズやシューズ・服飾雑貨に拡大。トータルコーディネート提案できる展開とし、売り場と販促も連動させた取り組みなどが功を奏した。

 また新たに設立したインテリア・生活雑貨部門では、売り場と品ぞろえを拡大したことで売り上げを大きく伸ばした。キャラクター商品では、催事売場を活用し、アウター衣料から雑貨、インテリアまで展開したことで来店客数の増加につながった。

バースデイ事業は品ぞろえの幅を拡大

 ベビー・子ども用品専門店のバースデイ事業は、売上高が前期比10.9%増の695億円だった。主力JBの「tete a tete(テータテート)」と「futafuta(フタフタ)」を中心に、品ぞろえの幅を拡大し、キャラクターとのコラボ商品も好評だった。

しまむら (22年2期期末決算説明会資料より)

 23年2月期の連結売上高は、前期比3.9%増の6066億円、営業利益は同5.3%増の520億円、純利益は同5.0%増の371億円を見込む。

 既存店売上高は、各事業とも前期を上回る計画で、アベイル、バースデイ、シャンブルは4.0%以上の増加を計画する。また、グループ全体で35店舗の新規出店と16店舗の閉店を予定し、年度末には2223店舗とする予定。さらに、都市部への出店を強化するため、新たに開発部署も設置する。収益性の高い店舗展開を進める方針だ。

しまむら 23年2月期連結業績予想(22年2期期末決算説明会資料より)
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