FreeLifeConsulting(東京都港区)の運営する金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」は、4月に就職する新社会人を対象に、「資産形成と初任給の使い道に関する調査」を実施した。その結果、新社会人のうち約6割が「資産形成」に興味があり、既に取り組んでいることが分かった。
資産形成に既に取り組んでいる人に何を行っているかを尋ねてみると、「普通預金」と回答した人が最も多く72.9%だった。次いで「つみたてNISA」(23.5%)、「株式投資」(12.4%)となった。
次に、初任給の使い道で予定しているものはあるかと尋ねると、「貯金」(61.8%)、「親へのプレゼント」(51.4%)が半数以上となった。一方、「特に決まっていない」と回答した人は11.1%と、新社会人の9割近くは、3月時点の就職前から既に初任給の使い道を考えている。
また、初任給の使い道として「資産運用」と回答した人も22.5%おり、学生時代から投資信託への関心が高いだけでなく、社会人として自身の資産を増やす意識がある人もいる。
自身の志向について、「貯金・定期預金派」と「資産運用派」、また「働いて稼ぎたい」と「資産運用で増やしたい」との比較で質問してみると、「資産運用」の志向よりも「貯金・定期預金」「働いて稼ぎたい」志向の人が多くいた。半数以上が「働いて貯める」手堅い考え方だ。
最後に、「老後2000万円問題」に対して備えをする考えや予定はあるかと尋ねると、75.5%が備えの必要性を考えていた。取り組む予定がある人は31.3%、具体的に取り組んでいる人は10.0%と、約4割が「老後2000万円問題」への備えを準備し始めている。
調査は、4月に就職し新社会人となる20〜24歳の男女1016人を対象に、インターネットにて実施した。調査期間は2022年3月22〜29日。
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