消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
コンサルティング事業などを手掛ける日本能率協会総合研究所(東京都港区)は、20〜79歳の既婚女性を対象に、「家の仕事」をテーマとした調査を実施した。「家事は家族全員が行うものである」という考え方と、自分の気持ちが合致するか聞いたところ、58.2%が「あてはまる」と答えた。
内訳をみると「とてもあてはまる」が17.5%、「まああてはまる」が40.7%だった。「あてはまる(とても+まあ)」と答えたのは20代既婚女性(68.1%)が多く、中でも「とてもあてはまる」が29.2%と30〜70代と比べても高かった。
家事全体を100%と考えた際の「家事の家族分担率」は、「自分」が78.4%、「夫・配偶者」は16.3%だった。
年代別では、「自分」の割合が最も高いのは「40代」で81.0%、「夫・配偶者」が最も高いのは「20代」で23.3%と2割を超えた。
また職業別で「夫・配偶者」の分担率をみると、妻がフルタイム勤務の場合「夫・配偶者」の分担率は22.4%、専業主婦は15.1%と職業での違いもあった。
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